韓国留学の思い出ばなし  初級は動物園

韓国留学ばなし

ずいぶん前の話ですが、韓国に語学留学したことがあります。語学学校に通い始めた初期の頃の話です。

渡韓初日

留学前に旅行では2回ほど行ったことがありましたが、留学のために行った時は全く旅行気分ではなく、とても緊張していたのを覚えています。夜に到着し、しばらく過ごすことになる滞在先にバスで向かいました。観光地ではなく、現地の人が生活をしている普段見ない場所へとバスは進んでいき、活気のある街中を見て、昭和っぽいなと感じました。夜でも人がたくさん歩いていて道には野菜や軽食のようなもの、その他にもいろいろなものを売る屋台があちこちにあり、お祭りのようでした。

初級の授業

ハングルを全く知らない状態ではマズイと思い、自分の名前だけは書けるように準備していきました。もちろん一番初級の1級からスタートです。同じクラスには日本人は私しかおらず、中国、モンゴルの方たちが多かったです。ロシア、アメリカ、フランス、モロッコ、サウジアラビア、インドネシアが一人ずつだったと思います。
ハングルを1から勉強していきます。日本語でいうとあいうえおからです。りんごの絵と単語が書かれたボードのようなものを見ながら全員で「りんご」と言ったり、一人づつ「りんご」と言っていったりします。全員大人なのに幼稚園のようなことをするので、なぜか幼児化していきます。
先生がホワイトボードに何かを書いているときに、中国人の女の子が鼻をかみ、かみ終わった後のティッシュを隣の席のサウジアラビアの男の子の頭の上に乗せます。冗談なのか、いやがらせなのか。頭にターバン(正式名称わかりません)を巻いているので、ちょうど乗せやすかったのかもしれません。そして、ティッシュを乗せたまま誰も気にせず授業は進んでいきます。もはや幼稚園というより動物園のようでした。
後からわかったのですがかんだ後のティッシュを乗せられてしまうその彼は、実は仕事で韓国に来ており、語学留学も仕事の一部だったようです。

交通手段を問う文法

1級の授業も進んでいくと簡単な文法も勉強します。「あなたは何で学校に行きますか?」先生が一人ずつに質問していきます。ここでの「何で」は交通手段のことです。
「私は地下鉄で学校に行きます」「私は歩いて学校に行きます」そしてティッシュの彼は「私はタクシーで学校に行きます」ここで笑いが起こります。友人たちが地下鉄、歩き、バスを繰り返すので他のパターンでウケを狙ったのでしょう。
数日後、通学の時に地下鉄駅の前からタクシーに乗り込むティッシュの彼を目撃しました。歩いてもたいした距離ではありません。タクシーならたぶん1分くらい。初乗り料金です。
サウジアラビアってやっぱりお金持ちなんだなーと思いました。タクシーで学校に行くのはウケ狙いではなくて事実でした。

みんな初級なので、韓国語での会話は長く続かないのに結構仲良くなれました。幼稚園方式のコミュニケーションがよかったのかもしれません。いろんな国の人たちと知り合えて視野がぐっと広がったと思います。みんな元気にしてるかなあ。
では今日はこのへんで。

南大門
焼失前の南大門の天井

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