簿記検定3級     売上原価の算出② (売上原価勘定で売上原価を計算する方法)

簿記3級挑戦ばなし

前回は「仕入勘定で売上原価を計算する方法」を勉強しました。
仕入という勘定から売上原価の勘定を計算するという矛盾のあるやり方でした。
今回は矛盾がない方法のようです。ではオンライン講座を見ていきます。

先生曰く、今日勉強するやり方よりも前回の「しっくりくりし」の方が試験にはよく出るそうです。
矛盾があるのになぜそちらが多く出てしまうのか。
まあ仕方ないです。

例題

今日の例題も前回と同じ内容で同じ金額になっています。
ただ、問題文に「売上原価は仕入勘定で算出すること」という文章が入ってないので素直に売上原価は売上原価で計算するようです。

4/1        原価商品棚卸高  ¥100
4/1~3/31   当期商品仕入れ高(掛) ¥900
4/1~3/31   当期商品売上高(掛) ¥1,200
3/31       期末商品棚卸高 ¥200

期首の4/1は何も取引ないので「仕訳なし」

期中の仕入と売上はそのまま仕訳するだけです.

仕入時の仕訳は (借) 仕入 900 /(貸) 買掛金 900
売上時の仕訳は (借) 売掛金 1,200 /(貸) 売上 1,200

ここまでは前回の単元と同じです。
さて、期末の決算整理の仕訳が前回とは違います。
前回は2行(しっくりくりし)でしたが、今回は3行です。

(借) 売上原価 100 /(貸) 繰越商品 100→A
(借) 売上原価 900 /(貸) 仕入    900→B
(借) 繰越商品 200 /(貸) 売上原価 200→C

うりうりくりくりしいうり

「うりくりうりしくりうりげ」「うくうしくう」「うりうりくりくりしいうり」などのゴロで覚える方法を先生が教えてくれました。

(A)期首の商品の棚卸高。さすがに1年たったら売れてしまってるでしょうということで、繰越商品という「資産」を売上原価という「費用」の発生に変えます。
(B)期中に仕入れた900円。900円仕入れたことは仕入れたけど、最終的な費用は売上原価のはず。
   ということで、いったん仕入は消して、売上原価に集めておく。
(C)売れ残ってる分は費用ではなくて資産。繰越商品という資産に置き換える。

この決算整理の三行のうりうりくりくりしいうりにより、
売上原価=期首商品棚卸残高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高
ばっちりこの式に当てはめることができます。

前回の単元では「売上原価」という勘定が仕訳では出てこなくて仕入勘定のT字フォームから計算しないといけなかったけど、こちらの方法だと、売上原価のT字フォームができるので、そこの損益がそのまま売上原価そのものです。
こっちのやり方の方が理にかなっていてわかりやすいです。(でもテストには前回のやり方の方がよく出るとは悲しい)

で、最後に決算振替の仕訳は前回と全く同じ。
(売上・仕入などの収益・費用の勘定は翌期に持ち越せないので損益勘定に振替える。)

(借) 売上 1,200 /(貸) 損益 1,200
(借) 損益 800 /(貸)  仕入 800

やっと第12章も終わりました。
終わりがやっと見えてきました。

では今日はこのへんで。

※こちらの記事は簿記に対する私個人の見解と解釈です!

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